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高精度で良コスパなサーモグラフィはこれ!悩んでいる担当者は必見

物体の表面から発せられる赤外線を用い、物体の温度を測定するサーモグラフィですが、本体の仕様や機能はさまざまです。

仕様や機能がさまざまであるということは、それだけ多くの種類のサーモグラフィが存在しており、製品を購入する際もどのようなサーモグラフィを選択したら良いか迷ってしまいます。

例えば、何か製品を購入する際は可能な限り安価な製品を購入したい一方、安価であったとしても高精度の製品を購入し、コスパの最大化を図りたいはずです。

そこで本記事では高精度のサーモグラフィについて、特徴や種類を交えて解説していきます。

高精度のサーモグラフィを用意しなければならない企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

高精度のサーモグラフィーとは?機能や性能について

一概に高精度のサーモグラフィと言っても、どのような項目を確認しておけば良いのでしょうか。

本見出しでは下記のポイントについて高精度のサーモグラフィーを紐解いていきます。

  • ・機能が豊富
  • ・専用の解析ソフトの存在
  • ・カメラの選択肢が多い

ぜひサーモグラフィ選びの参考にしてみてください。

機能が豊富

高精度のサーモグラフィーは、非常に多くの機能が装備されており、温度計測機能に加えて、画像解析やレポート作成、リアルタイム映像表示など、さまざまな機能を備えています。

これにより、単に温度を計測するだけでなく、異常箇所の検出や熱のパターンの分析が可能となります。

さらに、測定データの保存やデータの転送なども容易に行えるため、効率的な業務遂行が実現が可能です。

そのため、サーモグラフィーは幅広い業界で使用され、異常検知や予防保全、品質管理などさまざまな目的に活用されています。

豊富な機能を備えたサーモグラフィーは、効率的かつ正確な温度計測や問題箇所の特定に貢献し、さまざまな産業分野で重要な役割を果たしています。

専用の解析ソフトの存在

高精度のサーモグラフィーには、専用の解析ソフトウェアが存在し、これらのソフトウェアは、サーモグラフィー画像の解析やデータ処理を行うために開発されています。

解析ソフトウェアは、温度マッピング、熱画像の処理、異常箇所の自動検出、温度データのグラフ化などの機能を提供します。

解析ソフトウェアを使用することで、サーモグラフィー画像からより詳細な情報の抽出が可能です。

例えば、異常な温度パターンや熱的な変化を検出し、問題箇所の特定ができたり、画像やデータの保存・管理機能も備備わっていたりするため、報告書の作成やデータの共有が容易に行えます。

さらに、一部の解析ソフトウェアはAI(人工知能)や機械学習アルゴリズムを活用して、異常検知や予知保全のための高度な解析を行うことも可能です。

これにより異常なパターンや予測される問題を事前に識別し、効率的なメンテナンスや修理の実施ができます。

専用の解析ソフトウェアは、高精度のサーモグラフィーの性能を最大限に引き出し、データの解釈や活用を容易にするために開発されています。

そのため、適切に使用することで、より効果的な異常検出や効率的な業務遂行が可能であることを忘れないようにしましょう。

カメラの選択肢が多い

高精度のサーモグラフィーでは、さまざまな種類のカメラが利用可能です。

カメラの選択肢が多いことにより、使用目的や予算、環境条件に応じて最適なカメラを選ぶことができます。

まず、解像度の違いによるカメラの選択肢があります。

解像度が高いカメラは、より詳細な温度マッピングや熱画像の取得が可能であり、細かな温度変化や異常箇所の検出が容易です。

一方で、解像度が低いカメラは、低予算の環境での基本的な温度計測に適しています。

また、サーモグラフィーカメラは、赤外線波長範囲や視野角の違いによっても異なる選択が可能です。

特定の波長範囲に特化したカメラは、特定の材料や物質の温度計測に最適です。視野角が広いカメラは、広範囲の温度計測や大きなエリアの監視に適しています。

さらに、カメラの形状やサイズも選択肢の一つです。

固定式カメラは、建物や施設の点検やモニタリングに適しています。

一方、携帯型カメラは移動しながらの点検や現場での迅速な温度計測に適しています。

カメラの選択肢が豊富であることから、使用環境やニーズに合わせた最適なサーモグラフィーカメラを選ばなければなりません。

適切なカメラを選ぶことで、より正確で効率的な温度計測や異常検出が可能となり、品質管理や予防保全などの業務において優れた結果を得ることが可能です。

関連記事:サーモグラフィ選びの重要ポイント7選!実施できる検査も紹介

高精度のサーモグラフィーの特徴

高精度のサーモグラフィにも非常に多くの種類がありますが、一般的な特徴として下記の3点があります。

  • ・測定可能な温度範囲が広い
  • ・厳しい環境での使用も可能
  • ・細かな温度分布の表示が可能

それぞれについて解説していくので、サーモグラフィ選びの参考にしてみてください。

測定可能な温度範囲が広い

高精度のサーモグラフィーは、測定可能な温度範囲が幅広くなっています。

これは、異なる産業やアプリケーションでの使用において重要な要素です。

一般的なサーモグラフィーカメラは、極低温から高温までの広い温度範囲をカバーすることができます。

極低温の場合、液体窒素や冷却システムを利用してサーモグラフィーカメラを適切な温度まで冷却することが可能であり、これにより、液体窒素タンクや冷凍設備の点検など、極低温環境下での温度計測が可能となります。

一方、高温環境でも正確な温度計測が可能です。

高温部品や熱処理プロセス、火力発電所など、高温環境下での温度監視や異常検出が必要な場合には、高温耐性のあるサーモグラフィーカメラが利用されます。

これらのカメラは、高温に耐える特殊なレンズやセンサーを備えており、正確な温度計測を実現します。

測定可能な温度範囲が広いことにより、さまざまな業界や用途でのニーズへの対応が可能です。

幅広い温度範囲での正確な温度計測により、機械の故障や異常、エネルギーの浪費などを早期に検知し、効果的なメンテナンスや予防措置が可能です。

温度範囲が広いサーモグラフィーの利用により、安全性や効率性の向上が図られ、さまざまな産業分野での活用が期待されています。

厳しい環境での使用も可能

高精度のサーモグラフィーカメラは、厳しい環境下でも信頼性の高い温度計測が可能です。

そのため、さまざまな産業やアプリケーションでの使用において、耐久性と信頼性が求められる環境での活躍にも期待ができます。

まず、高温・低温・高湿度などの極端な環境下での使用に耐える設計がされています。

耐久性の高いカメラボディや専用の保護カバー、防水・防塵性能などが備わっており、機械や装置の点検やモニタリングにおいて頼りになる存在です。

また、一部のサーモグラフィーカメラは、耐衝撃性や耐振動性も備えており、移動中や現場での使用にも適しています。

さらに、危険な環境や爆発性のある場所での使用も考慮されています。

ATEX認証などの厳しい安全基準を満たしたカメラは、化学プラントや石油施設などの危険地域での温度計測にも使用が可能です。

これにより、安全性を確保しながら、異常箇所の早期検出や予知保全を行うことができます。

その他にも、一部のサーモグラフィーカメラは、極寒地や極地のような極端な環境下での使用にも対応しています。

耐寒性や凍結防止機能を備えたカメラは、北極圏や高山地域での調査や研究、冷凍倉庫などの冷蔵環境下での点検も可能です。

厳しい環境での使用が求められる場合でも、高精度のサーモグラフィーカメラなら測定が可能です。

耐久性や安全性、信頼性に優れたカメラの利用により、さまざまな業界での品質管理や予防保全が向上し、効率的な業務遂行が実現できます。

細かな温度分布の表示が可能

高精度のサーモグラフィーカメラは、細かな温度分布を正確に表示することができます。

これにより、物体やシステムの詳細な状態や異常箇所の把握が可能です。

サーモグラフィーカメラは、赤外線センサーを利用して物体の表面から放射される赤外線を検出しており、測定の対象物ごとに温度によって色が変わって見えます。

細かな温度分布の表示は、異常や問題箇所の特定に非常に役立ちます。

例えば、電気回路や機械の部品など、複数の要素が密集している場合でも、カメラは個々の要素の温度を高精度で測定し、異常な温度上昇や熱の偏りの検出が可能です。

これにより、過熱や断線、摩擦などの問題を早期に発見し、故障や損傷を未然に防ぐことができます。

さらに、熱画像上で温度分布を視覚化することにより、直感的に問題箇所を把握することができます。

異常箇所は通常、色の変化や明暗の違いとして表示されますが、この視覚的な表現により、作業者やメンテナンススタッフは迅速に異常を識別し、適切な対策が可能です。

細かな温度分布の表示は品質管理や予知保全の分野で特に重要であり、熱画像による詳細な温度情報は、効率的なメンテナンス計画の立案や故障予知に役立ちます

物体やシステムの状態を正確に把握し、問題箇所を特定するためには、高精度のサーモグラフィーカメラが不可欠です。

高精度のサーモグラフィーの種類

固定形

固定形の高精度サーモグラフィーカメラは、特定の場所に取り付けて常時運用ができるタイプです。

一度設置すれば、継続的なモニタリングや監視が可能であり、定期的な点検やデータ収集を容易に行うことができます。

固定形カメラは、主に施設や工場、建築物などの構造物や設備の点検や監視に使用されます。

例えば、電力設備や通信設備、冷暖房システム、パイプラインなど、重要なインフラや設備の異常検知に活用され、一定の場所に設置したり、広範囲の領域をカバーできるように配置されたりするのが特徴です。

複数のカメラをネットワークに接続し、中央の監視ステーションからリアルタイムでデータを収集し、分析することも可能なため、異常検知や予知保全のための早期警告が可能になります。

また、固定形カメラは長時間の運用に適しており、データの長期保存や時系列データの分析が可能です。

過去の温度データとの比較や傾向分析を行うことで、異常の発生やシステムの効率改善のための情報を得ることができます。

固定形の高精度サーモグラフィーカメラは、施設や設備の効率的な管理や予防保全に貢献します。

常に監視下にあるため、問題箇所の早期発見や故障予知によるメンテナンス計画の最適化が可能となり、遠隔監視やデータのリアルタイム共有など、効率的な運用管理にも貢献してくれるタイプのサーモグラフィです。

携帯形

携帯形の高精度サーモグラフィーカメラは、移動しながら測定や検査を行うことができる便利なタイプです。

小型で軽量なため、現場での検査や状況把握に最適です。

携帯形カメラは、エンジニアや点検スタッフが現地に持ち運び、必要な場所で即座に測定や観察を行うことができます。

例えば、建築物の外観点検や電気設備の保守点検、機械の動作チェックなどに活用されます。

これらのカメラは、持ち運びやすいサイズでありながら、高い温度測定精度と解像度を持ち、さまざまな場所や状況で使用されるため、耐久性や防塵・防水性能も有していなければなりません。

携帯形カメラは、ポータブルな熱画像技術の利点を活かし、素早く正確な温度データを取得します。

その場で温度分布を確認し、異常を検出することも可能であり、さらに画像やデータを現場で即座に共有することも可能です。

携帯形の高精度サーモグラフィーカメラは、移動性と高性能を組み合わせ、迅速な現場対応や点検作業をサポートしてくれます。

現地でのリアルタイムな問題解決や効率的なデータ収集に貢献し、検査やメンテナンスの品質向上に役立ちます。

特殊フィルタ形

特殊フィルタ形の高精度サーモグラフィーカメラは、特定の用途や環境に合わせて設計されたカメラです。

特殊なフィルタやレンズを使用することで、特定の波長範囲の熱放射を検出し、より詳細な情報を取得できます。

特殊フィルタ形カメラは、特定の熱画像解析による調査や研究、特定の素材や物質の検査などに広く活用されます。

例えば、建築材料の熱伝導率の測定や非破壊検査、医療分野での疾患診断、熱画像の研究などです。

これらのカメラは、特殊なフィルタやレンズを使用して特定の波長範囲の熱エネルギーを強調表示することができるため、特定の物質や現象の詳細な温度分布や熱伝導の特性の可視化ができます。

特殊フィルタ形カメラは、熱エネルギーの特定の側面を捉えることで、さまざまな分野での詳細な研究や解析に役立てられています。

そのため、特定の目的に特化した測定や検査が可能であり、より高度な情報を得ることが可能です。

関連記事:サーモグラフィ4つの種類と特徴|産業や建築などさまざまな活用方法も紹介

高精度で良コスパなサーモグラフィはこれ

高精度で良コスパのサーモグラフィを探すとなるとどれを選んで良いのかわからなくなることもあるでしょう。

そこで、今回は数多くのサーモグラフィを取り扱っているスリーアールソリューション社が良コスパなサーモグラフィを紹介します。

  • ・HIKMICRO社
    • 産業機器向けコンパクトサーマルカメラ Pocket2 LED付
  • ・ICI社
    • 赤外線サーモグラフィ T-Cam300

上記は出力される画像の解像度も高く、専用の解析アプリもあることから高精度のサーモグラフィとして考えられる製品です。

また、人間の体温を測るサーモグラフィをお探しの場合はスリーアールソリューション社の3R-TMC06もおすすめです。

価格にも違いがあるため、自社での予算状況と照らし合わせながら選択をしてみてください。

ほかにも取扱製品があり、お気軽にご相談いただければ最適な製品のご提案をさせていただきます。

まとめ:利用目的や活用シーンに応じて精度の高さを判断すること

高精度のサーモグラフィと言えど、世の中には多くの種類で溢れかえっており、どの製品を選んだら良いかわからなくなることもあるでしょう。

本記事では高精度のサーモグラフィの特徴などを解説しましたが、最終的にはサーモグラフィの利用目的や活用シーンと合わせて判断をするのが重要です。

一方で、一定の測定精度も確保しなければなりません。

コスパが良い製品でありながら測定精度も求められるため、多くの場合は製品の選択に迷ってしまいます。

その際は多くのサーモグラフィを取り扱っているスリーアールソリューション社までご相談ください。

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