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デジタル顕微鏡の正しい使い方とは?特徴や注意点も詳しく解説!

デジタル顕微鏡は高性能な機能を要する研究・検査業務に欠かせない機器です。

高い性能や実用性については認識しているものの、デジタル顕微鏡の具体的な特徴や使い方などが気になっている方もいるのではないでしょうか。

屋外での研究・検査業務に適したタイプや、屋内に向いている機器などの各種デジタル顕微鏡の特徴をしっかりと把握することで、実用性の高い機器を選べます。

今回は、デジタル顕微鏡の使い方や特徴、取り扱いの際に注意しなければいけない点についても詳しく解説します。

特徴や注意点などを把握して、ぜひ各事業内容に適した機器を選ぶ参考にしてください。

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デジタルマイクロスコープ導入までの流れ

デジタル顕微鏡とは?

デジタル顕微鏡とは、接眼レンズを使用せずにデジタルカメラを使用して、映し出された電子モニターで検体の映像を確認しながら検査する機器です。

別名ではデジタルマイクロスコープとも呼ばれており、検体を観察する際にもピント調整などのデジタル処理を行ってくれるため、検査業務もスムーズです。

一般的に認知されている接眼レンズを使用する光学顕微鏡とは異なり、デジタル顕微鏡の場合はモニタを確認するだけ作業が済むため、目の疲労感を軽減できます。

また、観察するごとに接眼レンズを覗きこむ必要がないことからも、研究・検査のサンプル数が多い場合などでは、光学顕微鏡と比較しても作業効率の面で有利だといえるでしょう。

そのほか、屋外研究所や精密機器の製造工場などの、屋外に赴く必要のある検査では、携帯性の高いデジタル顕微鏡を使用して作業を進められます。

上記のようにデジタル顕微鏡は、効率よく研究・検査を行うのに優れており、用途に応じて屋内外問わずに使用できる、対応能力の高い機器なのです。

屋内・屋外向けの用途に応じたデジタル顕微鏡

デジタル顕微鏡は、光学顕微鏡と同じように卓上に機器を設置しながらの長時間の研究・検査に適したデスクタイプや、屋外作業に向いているハンドタイプを用途ごとに選べます。

屋内で詳細な調査などを求める場合は、複数台のパソコンを併用しながら検査作業を行なったり、モニター画面の共有やデータ解析を行ったりできる、デスクタイプが最適です。

一方、毎回異なる研究・検査現場に柔軟に対応できるデジタル顕微鏡を使用したい際には、ハンドタイプが適しているといえます。

作業の効率化を図るためにも、各企業で実施している研究・検査業務や検査場所に適したデジタル顕微用を選ぶようにしましょう。

デジタル顕微鏡の使用場所や使用目的

デジタル顕微鏡が頻繁に使用されている代表的な場所は、オフィスや研究所をはじめとした屋内のほかに、精密機械などを製造する工場が挙げられます。

また、工業製品の品質管理やチェック業務以外にも、医療美容分野として頭皮状態を観察する際に使用されています。

デジタル顕微鏡が使用される目的は、多岐にわたるため一様に明言できません

しかし、そのなかでも比較的多くデジタル顕微鏡が使用されている分野が、製造業界と医療美容業界です。

特に電子工業品、自動車、半導体などの各種精密機械の品質検査・管理を行う際に使用されています。

そのほか製造業界では、各精密機械の品質向上や維持・管理、規格チェック、寸法測量、不具合などの欠陥確認。

医療分野においては、医薬品開発を行うのに微生物や細胞の研究・調査・観察をスピーディーかつ的確に進めるためにデジタル顕微鏡が活用されています。

デジタル顕微鏡の特徴

デジタル顕微鏡は、光学顕微鏡と比較して屋外に持ち出せるハンドタイプや、詳細な結果を求める研究・検査に適した機器など、多様な性能を持ち合わせています。

そのほかにも、検体にピントや倍率をオートモードで合わせてくれる機能なども備えていて、効率を重視したい場合に最適なので、ぜひ以下の解説を参考にしてください。

あらゆる操作が全自動

デジタル顕微鏡には、自動で倍率やピントなどを合わせてくれるオートフォーカスやズーム機能などを行ってくれる機器もあり、光学顕微鏡のように手動調整する手間がかかりません。

また、USBケーブルを使用して、デジタル顕微鏡をパソコンと接続することでファインダー(覗き窓)の役割を果たしてくれるため、作業がスムーズに進みます。

そのほか、検体を観察する際の明るさ調節も自動で行ってくれるため、研究・検査・観察業務に集中できて効率的な点もデジタル顕微鏡の特徴だといえるでしょう。

検体サンプルごとに接眼レンズを毎回覗きこむ作業を省いたり倍率・ピント調整の手間をオートモードに任せたり、時短を意識した効率のよい作業を重視したい場合に最適な機器です。

デジタル顕微鏡の大きな特徴であるカメラとモニター

デジタル顕微鏡の大きな特徴は、ファインダーである接眼レンズの代わりに、デジタルカメラが搭載されている点です。

デジタル顕微鏡のなかには卓上に設置するデスクタイプと、屋外に持ち出せるハンディタイプに分かれていますが、モニターの有無は機器によって異なります。

しかし、カメラはすべてのデジタル顕微鏡に共通して搭載されているアイテムであり、高倍率で鮮明な映像をモニターに映し出してくれる機器も実用性が高いです。

そのほか、デジカメを操作する感覚で容易に研究・検査作業を行える機器もあり、モニター部分はスマートフォンと同じようにフリック対応しているため、操作性にも定評があります。

デスクタイプ、ハンドタイプ問わずにワイヤレス対応のデジタル顕微鏡や、有線操作する機器など多様性があるため、使用場所や用途を考慮して選ぶようにしましょう。

デジタル顕微鏡の使い方

デジタル顕微鏡は、主にデスクタイプとハンドタイプの2種類に分けることができますが、いずれのタイプも複雑な使い方を求められることが比較的少ないため、スムーズな作業が期待できます。

基本的な使い方としては、自動でピントや倍率を調整してくれるオートモードや、LEDライトでの調光設定、高解像度な機能が搭載されているため、機械作業に不慣れな方でも心配ありません。

従来型の対物レンズを覗き込む光学顕微鏡の場合、長時間の作業は目への負担が大きいのが特徴でした。

しかしデジタル顕微鏡であれば、ファインダー部分の接眼レンズを覗くことなく使用できるため、本体を対象物に近づけることにより、複数人で検体の様子のシェアもできます。

そのほか、パソコン画面を使用するタイプの場合、専用の付属ソフトをインストールしてセットアップする必要があったり有線・無線タイプに分かれていたり、詳細な使い方にが多岐にわたるのが特徴です。

屋外での検査・研究にはワイヤレスで使用できる充電式タイプや、詳細なデータ収集に適しているノートパソコンと併用する高性能型デジタル顕微鏡など、用途に応じて選ぶようにしましょう。

デジタル顕微鏡の選び方

3R-MSA600AF_携帯式デジタル顕微鏡_スリーアールソリューション

デジタル顕微鏡には、屋内での詳細な研究・検査に適しているデスクタイプや、屋外作業に向いている有線・ワイヤレスタイプなどのさまざまな特性を持ち合わせた機器があります。

以下では、そんな多様性に富んだデジタル顕微鏡の選び方を解説するので、ぜひ業務内容などに応じて最適な機器を選ぶ際の参考にしてください。

タイプ別に選ぶ

屋内にて詳細な研究・検査業務を行えるデジタル顕微鏡を使用したい場合は、デスクタイプを。

作業する現場などが毎回異なり、さまざまなシーンに対応したデジタル顕微鏡を求めたい際には、対応能力に優れているハンドタイプがそれぞれ適しています。

高性能なデジタル顕微鏡が豊富に揃っているデスクタイプには、パソコンと連動するモデルもあり、その場でデータ処理、共有、資料作成までサポートしれくれるため作業がスムーズです。

一方ハンドタイプのデジタル顕微鏡であれば、屋内外の場所を問わずに検査できるほか、ノートパソコン併用型は現場でも長時間の観察業務が可能になります。

またハンドタイプのなかには、重さ100gを切る超軽量機器も販売されていているため、持ち運びもしやすいです。

例えば、弊社スリーアールソリューション株式会社の製品「3R-WM401WIFI WIFI接続デジタル顕微鏡(200倍)」は82gと軽量です(下画像)。

3R-WM401WIFI WIFI接続デジタル顕微鏡(200倍)

デジタル顕微鏡には、使用方法に応じたさまざまなタイプが存在するため、それぞれの特徴を考慮して選ぶようにしましょう。

機能性・性能で選ぶ

デジタル顕微鏡は、高性能型のデスクタイプや、屋外でも使用できる対応能力に優れたハンドタイプが販売されていますが、ハンドタイプのなかにも超軽量型などの機能面で細分化されています。

また、高倍率で観察できるタイプも数多く販売されており、弊社で製造している「ワイヤレスデジタル顕微鏡PCモデル」は、等倍〜最大約200倍率まで対応可能です。なかには、さらに高い倍率にまで対応できるタイプも販売されているなど、機能性や性能も多岐にわたります。

ほかにも観察以外に、検体映像の保存や静止画を記録したり映像の補正機能や計測機能を備えていたり、デジタル顕微鏡のタイプ次第ではより高度な研究検査にも対応できるといえるでしょう。

タイプによってはモニターの有無もあるため、各作業務の内容ごとに使い分けると効率化が図れます。なお、弊社スリーアールソリューション株式会社が提供しているデジタル顕微鏡に関する製品ページは、以下より確認できるのでぜひ参考にご確認ください。

デジタル顕微鏡に関する製品ページはこちら

用途に応じて選ぶ

デジタル顕微鏡の用途としては、工場の製造ラインでの品質管理や検品チェック、不具合の発見、製造過程での改善点チェックなどの、屋外検査に用いられるケースがあります。

特に、半導体などの精密機械の検品作業や詳細な測量が必要なシーンでは、屋外検査に適したハンドタイプが使用しやすいため、さまざまな用途に応じたデジタル顕微鏡を選ぶことが大切です。

また、屋外ではなく屋内で時間をかけて研究・検査業務に取り組みたい場合は、豊富な測量機能や記録機能、データ共有などの高性能な機能を数多く活用できるデスクタイプが適しています。

用途ごとに最適なデジタル顕微鏡のタイプも異なるため、コストパフォーマンスを高めるためにも各業務内容に適した機器を選ぶようにしましょう。

デジタル顕微鏡を使用する際の注意点

デジタル顕微鏡は、用途などを考慮して選ぶことによって、屋内外問わずに高い実用性を発揮してくれますが、決して万能な機器というわけではありません。

購入前に各機器の詳細内容を把握しておかなければ、使用後に後悔する可能性もあります。以下では、デジタル顕微鏡の購入で失敗しないために、使用上の注意点などを解説するのでぜひ参考にしてください。

給電タイプを確認

デジタル顕微鏡には、コンセントを必要とする電源コード型と、屋外研究に適している電池式や充電式などのバッテリー型が販売されています。

一般的には屋内研究・検査作業に適しているデスクタイプの場合、電源コード型が採用される傾向にあり、ハンドタイプは自由に持ち運びできるバッテリー型が用いられることが多いです。

長時間の研究・検査作業や詳細なデータを収集したい場合は、デスクタイプであれば、それぞれの用途に合わせて使用しましょう。

また、デスク型のなかにも充電式のデジタル顕微鏡が販売されており、バッテリーの最大使用寿命が約10万時間も維持できる機器もあります。ハンドタイプの充電式の場合であれば、連続稼働時間が平均3時間という機器が比較的広く流通している状況です。

作業内容などに応じて、購入前にはバッテリーの稼働時間なども確認しておくことにより、大きく失敗する傾向が少なくなります。

モニターの有無を確認

デジタル顕微鏡のなかには、モニターが一体型として搭載されていないデスクタイプや、デジカメを操作するような感覚で使用できるモニター一体型のハンドタイプなどが販売されています。

モニターが付いていないタイプは、基本的には有線や無線によってパソコン画面などに検体の様子を映し出したり、Wi-Fiによってスマートフォンに投影したり、幅広く活用できるのが特徴です。

例えば弊社、スリーアールソリューション株式会社が取り扱っている「携帯式デジタル顕微鏡」や「携帯式デジタル顕微鏡View Ter」などは、モニターが一体型となっているので、機械操作が不慣れな方でも問題なく扱えます。

携帯式デジタル顕微鏡View Ter

電波法に注意する

デジタル顕微鏡には、無線装置が使用されている機器があり、病院内や航空機内、または空港周辺エリアなどの無線機類の機動が禁止されている場所においては、注意しながら使用する必要があります。

また、各デジタル顕微鏡に使用されている周波数と同じ周波数帯で機動している無線局が近くにある場合は、使用できない可能性が高いです。

研究・検査作業を行う前には、ほかの無線局が周辺エリアにないことを確認してから使用するようにしましょう。

万が一、使用しているデジタル顕微鏡の無線装置からほかの無線局に電波が干渉してトラブルになってしまった場合は、速やかに機器の使用を中止して混信防止に努めるようにしてください。

病院や空港などの、人命に関わるようなエリアでは、ほかの重要性の高い無線局を優先して、電波の邪魔をしないように注意しなければいけません。

そのほか、国内のみでしか使用できない機器もあるため、購入前には細かくチェックすることが大切です。

まとめ:デジタル顕微鏡の使い方はさまざま 用途に合わせてタイプを選ぶ

3R-MSA600AF_携帯式デジタル顕微鏡_スリーアールソリューション

デジタル顕微鏡は、検体に自動で倍率やピントを合わせてくれるオートモードが備わっているため、専門性の高い使い方を求められることがありません。

一般的に流通しているデジタル顕微鏡の種類は、屋内作業に適しているデスク型と屋外作業などに柔軟に対応してくれるハンドタイプに分けることができます。

タイプごとの機器のなかでも、モニターの有無やバッテリー型・電池型などの給電タイプ、最高倍率、解像度、連続稼働時間など、さまざまな点を確認して購入する必要があります。

各事業内容に適した機器を選ぶ際に確認すべき点は多いものの、自動モードが多く備わっているため使い方は高性能ながらシンプルなのが特徴です。

機械操作が苦手な方でも、携帯式デジタル顕微鏡などの扱いやすい機器を選ぶことで、効率よくスムーズに研究・検査業務を行えます

今回ご紹介したデジタル顕微鏡の基本的な使い方や、各事業内容にあった機器の選び方などを参考にして、研究・検査業務を効率よく行える1台を探してみてください。

デジタル顕微鏡に関する製品ページはこちら

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