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デジタルマイクロスコープの選び方や使用方法・種類などを詳しく解説

デジタルマイクロスコープは接眼レンズの代わりにデジタルカメラを備えた顕微鏡であり、別名「デジタル顕微鏡」とも呼ばれる機器です。

一般的に、接眼レンズを覗きこむタイプの光学顕微鏡と比較して、オート機能が備わっていたり複数人での作業に適していたり、検査・研究作業に優れた特徴があります。

高画質な静止画像やモニター映像、その他の機能面で、光学顕微鏡よりも充実しているデジタルマイクロスコープが気になっている事業者様もいるのではないでしょうか。

各メーカーからさまざまなタイプが販売されているデジタルマイクロスコープですが、事業内容に適した機器を選ぶことで、作業効率を大幅に向上できます。

今回はそれぞれの事業内容に適したデジタルマイクロスコープの選び方や、使用方法などについて解説するので、導入する参考にしてください。

マイクロスコープ資料請求

デジタルマイクロスコープ導入までの流れ

デジタルマイクロスコープについて

3R-MSUSB201_USB接続デジタル顕微鏡_スリーアールソリューション

デジタルマイクロスコープとは、別名デジタル顕微鏡とも呼ばれる研究・検査・観察の際に使用される機器であり、カメラモニターが搭載されているのが特徴的です。

大きく分けると、以下の2種類のデジタルマイクロスコープに分類されます。

・デスクタイプ : 屋内での作業に適した高性能な機能を多数搭載しているタイプ

・ハンディタイプ : 主に屋外での作業に適した汎用性の高いタイプ

デジタルマイクロスコープのなかには、0倍率のものから最大倍率1万倍を超える顕微鏡も販売されているため、精密機械を対象とした観察・確認作業でも目の疲れを軽減できます。

また電子モニターが搭載されているデジタルマイクロスコープは、従来の顕微鏡のように毎回接眼レンズを覗きこむむ必要がないため、作業工数が増える心配もありません。

その他にも、オートフォーカスやズーム機能などを備えた高性能なタイプのデジタルマイクロスコープが販売されているので、効率化を図りたい事業者様に適した機器です。

デジタルマイクロスコープの選ぶ基準

デジタルマイクロスコープを新たに職場に導入する際には、主な使用場所や業務内容に適したタイプを明確にしてから選ぶことで、使い勝手が悪いといった失敗が少なくなります。

以下では、コストパフォーマンスのよい機器やリーズナブルなタイプ、新たな設備投資にあたっての選ぶ基準を紹介するので、参考にしてください。

目的や用途に適したタイプを選ぶ

デジタルマイクロスコープは、PCなどと併用するような比較的高性能なデスクタイプと、屋外のみならず屋内でも場所を問わずに使用できるハンディタイプがあります。

光学顕微鏡と同じようにデスク上に設置して、細かな作業を行ったり長時間座りながら研究・観察業務を行ったり、一定の場所で黙々と作業したい場合はデスクタイプが使いやすいです。

反対に、毎回作業場所が異なり、さまざまな工場などの屋外現場におもむく必要がある事業者の場合は、携帯性と汎用性に優れたハンディタイプが適しているといえるでしょう。

なお、目的ごとの選び方が分からない方は、ぜひ以下の一例を参考にしてください。

デスクタイプが適してる場合

ハンディタイプが適している場合

屋内で長時間作業をしたい

屋内外問わずに簡単な検査作業を行いたい

座り作業をしながら複数人数で画面をシェアしたい

コンパクトで取り回し性能の高い機器を使いたい

自動資料作成機能や測量機能などの高性能機器を使用したい

充電式で携帯できてカメラのような感覚で簡単に使用できる機器を使いたい

ハンディタイプのデジタルマイクロスコープは、デスクタイプと比較して性能面や多機能性でやや劣りますが、解像度や操作性では負けていません。

リーズナブルなタイプを検討している事業者は、性能の高いハンディタイプを選ぶと、コストパフォーマンスの面でも高い満足度で使用できる可能性があります。

機能面を考慮して選ぶ

デジタルマイクロスコープには、種類に関係なく共通してデジタルカメラが搭載されていますが、タイプによってはモニターが付属されていたり一体化していたり、モニターがない機器もあります。

また、モニター以外にも複数人数での打ち合わせや会議を行いながらの観察に向いているデスクタイプのほか、簡易式ながらオート機能を備えたコンパクトなハンディタイプなど、一般に販売されている種類は多様です。

特にデスクタイプのデジタルマイクロスコープは、大型モニターに接続してディスカッションできたり、検体を観察しながら自動撮影・静止画保存・資料作成したり、利便性の高い高性能な機器が多数あります。

既存で販売されているデジタルマイクロスコープには、以下のような機能が搭載されていることが一般的です。

  • ・オートフォーカス機能
  • ・オートズームモード機能
  • ・映像録画機能
  • ・静止画保存機能
  • ・資料作成・オート測量機能
  • ・Wi-Fi・USBケーブルを併用した映像の投影機能

デスクタイプとハンディタイプはそれぞれに、研究・観察・検査業務に適した機器が販売されているので、各機能面を考慮して選びましょう。

給電方式から選ぶ

デジタルマイクロスコープのには、コンセント式の長時間作業に向いている機器と、電池・バッテリー式の携帯性に優れたタイプに分かれています。

一般的に給電方式の違いは、大きく分けると以下のとおりです。

コンセント式 : 一般的にはデスクタイプに採用されている場合が多く、屋内での作業に向いている

・電池・バッテリーなどの充電式 : 一般的にはハンディタイプに採用されている場合が多く、屋外での作業に向いている

デジタルマイクロスコープのなかには、Wi-Fi機能を搭載したUSB充電式のデスクタイプや、コンセントに差し込みながら使えるハンディタイプもあります。

屋内作業の際に大人数で画面をシェアしながら進められるほか、長時間の観察業務などを行う事業者は、コンセント式のデスクタイプだと多機能で使いやすいです。

一方、屋外で調査・検品・観察・研究作業などを頻繁に行う事業者の場合は、電池やバッテリーなどの充電式が適しているといえるでしょう。

デジタルマイクロスコープの使い方

従来型の光学顕微鏡の場合だと、ピント調節を自分で行なったり接眼レンズを覗きこんだり、複数の操作をする必要がありましたが、デジタルマイクロスコープは作業工数が削減されているのが特徴的です。

多機能機器が複数販売されているデスクタイプにしろ、操作性の高いシンプルな屋外向けハンディタイプにしろ、オートフォーカス・ズームモードが搭載されているため、効率よく作業にあたれます。

また、デジタルマイクロスコープのタイプによっては、USBコードやWi-Fiに接続して大型モニターで映像を確認できる機器もあるため、複数人での作業にも最適です。

接眼レンズを覗く必要もなく、LEDが取り付けられた機器もあるため輝度調整に手惑うこともありません。

作業を効率化させてくれるオートモードなどの、さまざまなサポート機能を搭載しているので、事業所に導入して生産性を高めたい場合はぜひデジタルマイクロスコープを使用しましょう。

デジタルマイクロスコープの種類

3R-WM461TV_ワイヤレスデジタル顕微鏡TVモデル_スリーアールソリューション

デジタルマイクロスコープには、主にデスクタイプとハンディタイプの2種類が販売されており、それぞれ強みとなる特徴を備えているため、両者の違いをしっかりと把握して選びましょう。

デスクタイプ

デスクタイプのデジタルマイクロスコープは、基本的には屋内向けに製造されているため、長時間の研究・検査・調査作業に最適です。

デスクタイプのデジタルマイクロスコープの特徴としては、以下のような機能が挙げられます。

  • ・大型スクリーンに投影してくれる機器がある
  • ・撮影しているデータをオートでまとめて資料作成してくれる
  • ・撮影している検体を自動的に測量・寸法を算出してくれる

デスクタイプのなかには、作業台などに設置しながら観察したりカメラのヘッド部分を取り外してハンディタイプに切り替えながら使用できたり、オールラウンドに使える機器もあります。

一口にデスクタイプといっても、さまざまな機器が販売されているので、事業内容に適した使いやすいデジタルマイクロスコープを選ぶことが大切です。

ハンディタイプ

ハンディタイプのデジタルマイクロスコープは、工場などの検品作業やその他の屋外現場などで作業を行う事業者に向いている機器です。

デスクタイプと比較して、小型・軽量化されている機器が多いため、機能面において多少の不足感はありますが性能や操作性で劣っていることはありません。

具体的には、ハンディタイプのデジタルマイクロスコープには、以下のような特徴が挙げられます。

  • ・屋内外・場所問わずにどこでも難なく検査・調査・研究作業が行える
  • ・3時間〜6時間の連続稼働が可能な電池・充電式のバッテリータイプがある
  • ・ノートPCと接続して屋外でも大きなモニターで作業できるタイプもある

コンパクト性と操作性などに重視して開発されているため、デジタルカメラや虫眼鏡、ルーペを使用する感覚で簡単に作業できるのが特徴的です。

ハンディタイプでも、デスクタイプに引けを取らない性能を備えた機器も販売されているので、作業場面に適したものを選ぶようにしましょう。

事業者ごとに適したデジタルマイクロスコープの選び方

各事業者によっても家電製品などの精密機械を検品するために屋外工場におもむくこともあるほか、屋内で長期にわたり作業を行うなど、業務内容によって作業場所はさまざまです。

基本的には、「屋内で作業を行う場合にはデスクタイプ」、「屋外で作業を行う場合にはハンディタイプ」をそれぞれ選ぶようにすると、大きな失敗はありません。

より具体的な選び方の判断基準や簡単なフローを知りたい方は、ぜひ以下の一例をご参照ください。

事業者の種類

適しているデジタルマイクロスコープのタイプ

比較的屋内で作業を行う事業者

デスクタイプのデジタルマイクロスコープ

毎回作業場所が異なる事業者

ハンディタイプのデジタルマイクロスコープ

基本的には屋内作業だが、屋外での突発的な作業も発生する

ハンディタイプのデジタルマイクロスコープ

ハンディタイプのデジタルマイクロスコープのなかには、約半日ほどの長時間作業を行える機器やノートP Cと接続、スマートフォン画面と同期して、あらゆる状況で作業できる機器もあります。

性能の高いハンディタイプであれば、場所を問わずに作業に集中できるため、購入前には各デジタルマイクロスコープの概要などをしっかりと確認することが大切です。

デジタルマイクロスコープを選ぶ際の注意点

デジタルマイクロスコープは、従来型の光学顕微鏡と比較しても高性能な機器が多く販売されていて実用性も高いですが、選択基準を間違えるとコストパフォーマンスが下がる可能性があります。

作業効率を高めて、ストレスフリーで仕事を進められるように、デジタルマイクロスコープを導入する前には以下の内容を注意しながら選んでください。

屋外・屋内に適した機器を選ぶ

デジタルマイクロスコープには、それぞれ屋内での作業に適しているタイプと屋外向けの機器があります。

ストレスを感じずに、効率化を図りたい場合は、以下のように間違えた判断基準で選ばないように注意することが大切です。

  • ・長時間の座り作業なのに、安いからハンディタイプを購入してしまう
  • ・屋外作業がメインなのに、便利だからという理由でハンディタイプを購入してしまう
  • ・屋外作業が多いのに、高性能タイプを搭載したデスクタイプを購入してしまう

目的・用途がそれぞれのデジタルマイクロスコープのタイプと一致しないと、使用しなくなったり買い替えたり、コストが高くなる可能性があります。

屋外で作業を行うのに、屋内向けのデスクタイプを使用しながら作業を進めることは難しいです。反対に屋内作業では、ハンディタイプよりもデスクタイプの方が生産性が高まります。

効率化を図ったりコストパフォーマンスのよい設備投資を行なったり、作業をスムーズに進めたい場合には、屋外向け・屋内向けを意識して選ぶと大きな失敗がありません。

それぞれの事業内容に適した機能のある機器を選ぶ

デジタルマイクロスコープを導入する前には、それぞれの事業内容に適した機器を選ぶことで、使い勝手を悪く感じるなどのストレスを減少できます。

工場などで精密機械を検品する業務内容の場合は、静止画像を自動で保存してくれる機能を搭載している機器だと生産性が高まるでしょう。

その他にも、例えば屋内作業を行う場合には、PC設備などが十分に整っている環境なのであれば、PCと併用する高性能タイプを選ぶことで詳細な研究・検査作業が行えます。

場合によっては、モニターを搭載しないタイプを選んで、大型スクリーンに投影しながら作業を進めることも可能です。

各事業内容をしっかりと把握し、それぞれの作業と相関性の低い機能を備えた機器を選ばないように注意してください。

まとめ:デジタルマイクロスコープを選ぶ際には目的や機能を重視する

デジタルマイクロスコープには、「屋内作業に適したデスクタイプ」と「屋外作業に適したハンディタイプ」があります。

具体的には、以下のような判断基準でデジタルマイクロスコープを選ぶようにしましょう

・デスクタイプ : 屋内で長時間、複数人で、高機能な機器を使用したい

・ハンディタイプ : 屋外作業が多いので、コンパクトで、操作性の高い機器を使用したい

使用目的や場所、搭載している機能面が事業内容にそぐわない機器を購入してしまうと、コストパフォーマンスが下がってしまいます。

しかし事業内容に最適なデジタルマイクロスコープを選べれば、作業効率や生産性が飛躍的に向上するので、ぜひ今回の内容を参考に最適な機器を選びましょう。

デジタル顕微鏡に関する製品ページはこちら

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