熱中症対策に重要なヘルメット|選び方や対策グッズも紹介
熱中症は屋外で作業する人は特にリスクが高いため、ヘルメットの着用などの予防対策を行うことが重要です。
ヘルメットは頭部を涼しく保ち、熱中症のリスクを軽減することができます。
しかし、ヘルメットは適切な使用方法や選び方を間違えると熱中症のリスクを高める場合もあるのをご存知でしょうか?
この記事では、夏の熱中症対策に有効なヘルメットの選び方や熱中症対策グッズなどについて紹介しています。
本記事を読むことで正しいヘルメットの選び方や使い方を学び、熱中症対策に役立てることができます。
正しくヘルメットを選び、熱中症対策を実施していきましょう。
目次
熱中症とは
熱中症とは、高温や多湿な環境で体温調節がうまくできなくなり、体内の水分や塩分が失われることで起こる症状のことです。
一般的な症状としては、頭痛やめまい、吐き気や嘔吐、倦怠感、意識障害などがあります。熱中症は誰でもかかる可能性がありますが、特に屋外で作業する人はリスクが高いとされています。
これは、体内の水分や塩分が過剰に失われることで脱水症状を引き起こし、血液の循環が悪くなり、体温調節が効かなくなるためです。
熱中症は軽度の場合は自己処理で回復することもありますが、重症化すると命にかかわる恐れがあります。
したがって、熱中症対策には適切な予防対策を行うことが非常に重要です。
熱中症になりやすい職業
熱中症になりやすい職業として、以下のような職業があります。
- ・建設作業員
- ・農業労働者
- ・配達員
- ・警備員
- ・清掃員
- ・スポーツ選手など
これらの職業は屋外での作業が中心で、夏は高温多湿の環境下で長時間の作業を余儀なくされることが多いため、熱中症にかかるリスクが高くなります。
熱中症になりやすい職業を知っておくことは、その職業に従事する方だけでなく、職場の管理者や周囲の人たちも、熱中症対策を徹底する上で大切です。
熱中症の危険性
熱中症は軽度から重度まで様々な症状があり、症状が重くなると命に関わる危険性がある症状です。
熱中症の初期症状としては、頭痛、めまい、疲れ、動悸、脱水症状などが現れます。
これらの症状を放置すると、体温が上昇し、熱射病や脳症を引き起こす可能性があります。
さらに、水分補給不足によって脱水症状が進行し、意識障害やけいれん、血圧低下などの重症化を招く可能性があります。
熱中症は命に関わる重篤な症状を引き起こすことがあるため、早期に症状を察知し、適切な処置をすることが大切です。
ヘルメットによる熱中症対策
熱中症は夏や梅雨などの暑い時期に発生しやすく、過剰な暑さや湿度によって体温が上昇し、熱によるダメージが生じる状態を指します。
特に屋外でのスポーツや労働などで頭部を常に直射日光から守ることができるため、ヘルメットは熱中症対策に有効です。
一般的なヘルメットでも、頭部を日光から守ることができますが、遮熱ヘルメットはその効果がより高いとされています。
遮熱ヘルメットは、通常のヘルメットよりも熱を逃がしやすく、頭部の温度上昇を抑えることができるためです。
また遮熱ヘルメットは通気性が高く、汗をかいても蒸発しやすいため、頭部の温度上昇を防ぎ、熱中症のリスクを軽減することができます。
しかし、遮熱性の低いヘルメットを選んでしまうと、頭部の熱が逃げず、熱中症のリスクが高まることになります。
ヘルメットを選ぶ際には、熱中症対策に向いているものを選ぶことが大切です。
【熱中症対策】ヘルメットの選び方
ヘルメットは、熱中症対策のアイテムとして期待されています。
頭部を常に直射日光から守ることができるためです。
しかし、適切なヘルメットを選ばなければ熱中症のリスクが高まる恐れがあります。
具体的には遮熱性、通気性、重さ、機能性など。詳しく解説していきます。
遮熱性で選ぶ
遮熱性とはヘルメットが太陽の熱を反射し、帽体内の温度上昇を抑える能力のことです。
遮熱性のあるヘルメットは、色や素材によって太陽光の反射率や吸収率が異なります。
白や銀色などの明るい色のヘルメットは、暗い色よりも太陽光を反射しやすく、遮熱効果が高いです。
また、遮熱素材や遮熱塗料を使用したヘルメットもあります。
これらの遮熱ヘルメットは、通常のヘルメットよりも熱を逃がしやすく、頭部の温度上昇を抑えることができます。
ヘルメットを選ぶ際には、遮熱性に注目することが大切です。
通気性で選ぶ
熱中症対策においてヘルメットを選ぶ際には、通気性も重要です。
通気性とは、ヘルメットの内部が空気を通しやすくなっており、頭部の蒸れや汗を逃がす能力のことです。
通気性の良いヘルメットを選ぶことで、頭部の温度上昇を防ぎ、熱中症のリスクを軽減することができます。
ベンチレーションという空気の通り道が多く設けられているものがおすすめです。
また、内装がメッシュ地やエアーシートなどの通気性の高い素材でできているものも通気性が良いです。
通気性の高いヘルメットは、汗をかいたときでも蒸発しやすくなっているため、頭部の温度上昇を防ぎ、熱中症のリスクを軽減することができます。
ヘルメットを選ぶ際には、通気性にも注意して選ぶようにしましょう。
重さで選ぶ
重いヘルメットは、頭部の温度を上昇させ発汗や蒸発の妨げになることから、熱中症のリスクを高めることがあります。
また、首や肩に負担がかかり、血行不良や頭痛を引き起こす可能性もあります。
よって熱中症対策においてヘルメットの重さは、重要な選び方の一つです。
ヘルメットの重さは、タイプや素材によって異なります。
通気性と重さのバランスを考慮し、軽量で通気性の良いヘルメットを選ぶことが、熱中症対策において重要です。
また、ヘルメットを選ぶ際には、試着して自分にとって最適な重さを選ぶようにしましょう。
調整可能なヘルメットを選ぶ
フィット感が調整可能なヘルメットを選ぶことは、ヘルメットをよりフィットさせ快適に装着することができるだけでなく、熱中症対策につながります。
ヘルメットがずれたり圧迫感があると、頭部の血流が悪くなったり、熱がこもったりする可能性があるためです。
これは熱中症のリスクを高める要因となります。
また、ヘルメットと頭部の間に適度な隙間ができると空気の流れが良くなり、熱を逃がすことができます。
そのため、熱中症予防になるヘルメットを選ぶ際には調整可能なヘルメットを選ぶことも大切な要素です。
ヘルメットは、頭部のサイズや形に合わせて調整することができるものがあります。
しっかりフィットするヘルメットを選び、熱中症のリスクを軽減させましょう。
熱中症対策におすすめの対策グッズ
熱中症リスクを下げるためには、ヘルメット以外にも熱中症対策グッズを合わせて使用することで、熱中症対策の効果が増加します。
そこで、スリーアールソリューションが取り扱っている熱中症対策グッズの一部を紹介します。
透湿遮熱シート ムレな~い
熱中症予防におすすめなグッズ1つ目は『透湿遮熱シート ムレな~い(品番:3R-HTS01)』。
こちらの商品は、ヘルメットの内側に貼ることで暑さやムレを軽減する効果があるというものです。
ヘルメットの内側に貼るだけで太陽からの熱を大幅にし、遮熱率69%カットになります。
さらに太陽の光に近い光を当てヘルメット内の温度を検証した結果では、遮熱シートを貼らない状態59.7℃に対し、貼った場合は36.6℃に減少。
遮熱シートをはるだけ20℃以上の効果が発揮されました。
透湿遮熱シート ムレな~いは、ヘルメットによる熱中症予防を高めるアイテムとして効果的です。
特徴 |
・ヘルメットに貼るだけ |
効果 | ヘルメット内の温度減少による熱中症対策 |
Qurra ネッククーラー&ウォーマー ひやぬっくコードレス
熱中症予防におすすめなグッズ2つ目は『Qurra ネッククーラー&ウォーマー ひやぬっくコードレス(品番:3R-NCW02)』です。
こちらの商品は、首に巻くだけで冷却と温熱の切り替えができるネックウェアです。
バッテリー内蔵でコードレスのため、どこでも使えます。
ボタン一つで冷却と温熱の切り替えが簡単にできるのも特徴です。
冷却は15℃~25℃、温熱は39℃~45℃といった3段階の温度調節ができます。
防水仕様なので、汗や雨にも安心です。
冷却モードによる熱中予防対策、温熱モードによる血行促進や肩こり解消に効果的です。
特徴 |
・冷却と温熱の切り替えが簡単 |
効果 | ・冷却モードでは、暑さを和らげ熱中症予防に ・温熱モードでは、血行促進や肩こり解消に効果的 |
ネッククーラー ひえリングplus
熱中症予防におすすめなグッズ3つ目は『ネッククーラーひえりんぐplus(品番:3RーHRG02)』です。
こちらの製品は、首に巻くタイプの冷却・温熱器具です。
ネッククーラーは、熱の吸収や放出ができるPCM物資を採用。
このPCM物質によって、28℃未満の環境であれば冷気を吸収し凍ります。
また、水道水でもひんやり感が堪能できるため、手軽に繰り返し使用できるのが特徴です。
約120分の冷却が持続されるため、熱中症対策グッズとして効果的なアイテムです。
特徴 | ・約120分間のひんやり時間 ・PCM物質により28℃未満で冷凍。手軽に繰り替し使用できる ・首元の装着するだけ |
効果 | ・暑い日の熱中症予防対策に ・休憩時間のリフレッシュに ・仕事や勉強の集中力アップに |
自動車用 柄を曲げられる 折りたたみ傘型サンシェード
熱中症予防におすすめなグッズ4つ目は『自動車用 柄を曲げられる 折りたたみ傘型サンシェード(3R-KSA03/3R-KSA04)』です。
車のフロントガラスにかぶせることで、日差しや紫外線を遮ることができるサンシェードです。
傘型の形をしており、柄の部分が自由に曲げられるので、ミラーなどに干渉せずに設置できます。
また、折りたたみ式なので、収納も簡単です。
145×85cmの大きさで、大型車まで適用できます。
収納ポーチ付きで、コンパクトに収納できるのも特徴です。
業務で車を利用する方は、熱中症対策としてもっておくと便利な対策グッズです。
特徴 |
・10本骨の構造で、強風にも耐えられる丈夫さ |
効果 | ・車内の温度上昇を抑えることができる ・車内のダッシュボードやシートなどの劣化や色あせを防ぐことができる ・車中泊やドライブインシアターなどでプライバシーを守ることができる |
ライト&ミスト付きファン ソトミスト
熱中症予防におすすめなグッズ5つ目は『ライト&ミスト付きファン ソトミスト(品番:3R-STM01)』。
アウトドアや災害時に便利な、ミストを含んだ涼しい風を送るファンです。
ライトとしても使えるので、暗闇でも安心です。
USB充電式なので、コンセントがなくても使用できます。
ミストを含んだ涼しい風が暑さを和らげてくれます。
野外での休憩時間や作業時の熱中症対策、アウトドア・災害時など多様な使用用途として便利な熱中症対策グッズです。
特徴 |
・ボタンワンプッシュでミストを放出 |
効果 | ・ミストを含んだ風で、暑さを和らげる ・ライトで、暗闇を照らすことができる ・安心のUSB充電式なので、停電時やキャンプ場などでも使用可能 |
まとめ:熱中症対策機器を使用してヘルメットによる熱中症リスクを低減
熱中症対策には、ヘルメットの使用方法を正しく行い、適切なヘルメットを選ぶことが大切です。
適度な通気性がある軽量なヘルメットを選び、頭部のサイズや形に合わせて調整することで、熱中症のリスクを低減することができます。
スリーアールでは、熱中症対策グッズのほかにも、さまざまな測定機器を開発しています。
測定機器やその他熱中症対策グッズをお探しの方は、ぜひ相談してください。
熱中症対策は、ヘルメット選びだけでなく、適切な水分補給や休憩も重要です。
熱中症のリスクを把握し、適切な対策を実施することで、安全かつ快適な作業環境を実現しましょう。