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命を守る!外仕事におすすめの熱中症対策グッズ6選

厚生労働省の発表によると、2021年に熱中症によって亡くなった方の数は日本全国で755人です

高温多湿になる夏にかけて、外仕事に従事する従業員の命を守るためには熱中症対策が欠かせません。

そんな中熱中症対策グッズの活用を考えている企業担当者の方も多いと思いますが「どのようなグッズが効果的なのかわからない」と困っている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、外仕事におすすめの熱中症対策グッズを6つ紹介します。

他にも外仕事に熱中症対策が不可欠な理由やグッズを使用しなくてもできる対策法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

熱中症カタログ

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿の環境や激しい運動などにより、体温の調整機能が正常に働かなくなった状態を指します。

熱中症になると、頭痛や吐き気、目まいや倦怠感などが発生します。状態が進行すると、手足の運動障害、意識障害、けいれんなどを引き起こし、最悪の場合は死に至るおそろしい症状です。

厚生労働省が発表した「年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移」によると、2000年から2021年の間に、少なくても200人以上の方が熱中症によって命を落としています。

統計年 2020 2019 2018 2017 2016 2015
死亡数 1,528 1,224 1,581 635 621 970

 

2014 2013 2012 2011 2010 2005 2000
529 1,077 727 948 1,731 328 207

参考元:厚労省|年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~令和2年)より一部抜粋

外仕事に熱中症対策が不可欠な理由

外仕事では、気温、湿度、日光といった影響を従業員が直接受けるため、熱中症対策が欠かせません

また、労働者を雇用している企業には法律上の安全配慮義務もありますので、詳しい内容をみていきましょう。

雇用主に課せられた安全配慮義務を守るため

雇用主は従業員の身体などの安全の確保について必要な配慮をするよう、法令によって定められています。

安全配慮義務とは、労働契約法によって定められている雇用主の義務です。

(労働者の安全への配慮)
第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
引用:e-GOV 法令検索|労働契約法

外仕事に従事する労働者に対しても、雇用主は必要な配慮を行わなくてはいけません。

労働基準法施行規則第35条では「暑熱な場所における業務による熱中症」が労災の対象となる疾病に指定されています。つまり、企業には熱中症対策にも取り組む義務があるのです。

従業員の生産性低下を予防するため

熱中症対策を行うと、従業員の安全を守ることはもちろん、生産性が低下することも防止できます。

外気温が30度を超す夏場で外仕事に従事する従業員には、身体に大きな負担がかかっていますよね。

万が一熱中症を発症してしまうと、すぐに仕事を中断して休息する時間を設けなくてはいけません。

従業員が働けない間は代役を立てる必要があり、現場の生産性低下は避けられません

そこで適切な熱中症対策に取り組めば、従業員の安全を確保しながら現場の生産性も一定に保つことができるわけです。

外仕事におすすめの熱中症対策グッズ6選

外仕事におすすめの熱中症対策グッズがこちらです。

  • ・ファン付き作業服
  • ・コンプレッションウェア
  • ・アイスベスト
  • ・アームカバー
  • ・ヘルメットインナー
  • ・ネッククーラー

 

ここでは、熱中症対策グッズの種類と効果、購入先を紹介します。

ファン付き作業服

ファン付き作業服とは、作業服の内側にファンが内蔵されている作業服です。

ファンを作動させることで、外気を作業服の内側に送ることが可能になります。作業服の内側に熱がこもらないようにできるほか、汗が蒸発した際の気化熱を利用して涼しさを獲得できるようにしたグッズです。

はじめてファン付き作業服を購入する場合は、カスタマイズする手間を省くために、バッテリー、ファン、ベストがセットになっているタイプを選びましょう

屋外で作業する場合は、ポリエステルなどの合成繊維を使って撥水効果のある作業服を選ぶと天候が悪い日でも安心です。

ファン付作業服は、作業服を専門に取り扱う専門店やECサイトで購入可能です。

コンプレッションウェア

コンプレッションウェアは、着圧ウェアとも呼ばれており、体に圧をかけることで筋肉や関節への負荷を軽減するウェアです。

近年はコンプレッションウェアにも、吸湿性速乾性にすぐれたタイプが登場しており、汗をかいてもすぐ吸収してくれます。

コンプレッションウェアにはケガを防止する機能も備わっているため、建設現場や土木現場だけでなく、警備業のような長時間屋外で作業する仕事にもおすすめです。

コンプレッションウェアは、ECサイトや作業服専門店で手に入るほか、スポーツショップでも販売されています。

アイスベスト

アイスベストは、ベストの両脇や背中部分に小さなポケットがあり、専用のアイスパックを入れることで直接体を冷やせる熱中症対策グッズです。

両脇の下には腋窩動脈(えきかどうみゃく)という太い血管がはしっており、アイスベストを装着することで腋窩動脈を冷やして体を冷やすことができます

体を冷やすことで発熱を予防できれば、熱中症の発生リスクを抑えられるでしょう。

アイスベストは充電を必要としないため、どこでも利用できる点が魅力です。

ただし、肌に直接触れると低温火傷になるおそれがありますので、肌着やコンプレッションウェアなどを着てからアイスベストを装着しましょう。

アイスベストは、ECサイトや作業服専門店で入手できます。

アームカバー

アームカバーは、二の腕から手首にかけて装着して日光から肌を守る熱中症対策グッズです。

吸湿速乾性にすぐれたタイプも多数販売されており、日光を防ぎながら涼しさを感じることができます

アームカバーは、半袖のウェアなどを着たままでも着脱できるため、いちいち袖をまくったりしなくてよい点が便利です。

また、洗濯してもすぐ乾く素材でできているため、使いまわししやすい点も魅力。

アームカバーは、ECサイトや作業服専門店、スポーツショップなどで手に入ります。

ヘルメットインナー

ヘルメットインナーとは、頭にかぶるタイプのインナーウェアです。

メッシュ仕様になっており通気性にすぐれている点が最大の特徴です。

接触冷感作用のあるタイプも多く販売されているため、ヘルメット内部の汗取りにも最適なアイテムといえるでしょう。

作業時に必ずヘルメットを装着する現場におすすめです。

ヘルメットインナーは、ECサイトや作業服専門店で入手できます。

ネッククーラー

ネッククーラーとは、首の表面を冷やせる熱中症対策グッズです。

ネッククーラーには、冷水で冷やしてから装着するタイプと電気の力で冷却するタイプがあります。

電気を使うタイプは充電が切れるまで一定の冷たさを保ってくれるので、長時間作業する仕事で活躍するでしょう。

タオルやスカーフタイプのネッククーラーなら、冷水に浸すだけですぐ使えるようになるため、電源がない環境でも使えます。

電動式のネッククーラーは、ECサイトや作業服専門店で入手できます。電動式以外のネッククーラーは、スポーツショップや洋服専門店などに販売されています。

スリーアールソリューションでもネッククーラーを取り扱っております。
ネッククーラー ひえリングplus」「Qurra ネッククーラー&ウォーマー ひやぬっくコードレス

 

グッズを使用しなくてもできる外仕事に効果的な熱中症対策

グッズを使用しなくてもできる効果的な熱中症対策を紹介します。

  • ・水分補給・塩分補給を適度に促す
  • ・温湿度計や天気予報で気温や湿度をチェックする
  • ・作業員の状況を把握する

 

それぞれ確認しましょう。

水分補給・塩分補給を適度に行う

暑い外に人が長時間いると、汗と一緒に体内の水分や塩分が流れ出てしまいます。

体内の水分・塩分量の低下は熱中症の発生リスクを高めるため、経口補水液や塩分補給キャンディーを促して必要な水分・塩分を補給しましょう。

一度に大量の水分を摂るのは大変なので、コップ1杯の水を1時間ごとに補給するといった方法をおすすめします。

水分だけ摂取しても体内の塩分濃度が低下してしまうため、必ず塩分も補給しましょう。

経口補水液には食塩とブドウ糖が含まれていますので、効率的に必要な水分と塩分を摂取できます。

温湿度計や天気予報で気温や湿度をチェックする

熱中症の発生リスクを高めるのが高温多湿な環境です。

まずは天気予報で気温や湿度をチェックして、熱中症リスクが高い日を確かめておきましょう。

高温多湿な日は外仕事の時間を減らしたり休憩時間を増やしたりして、従業員の負担を軽減してあげてください。

また、温湿度計を設置して現場の環境をチェックしておく方法も効果的です。

温湿度計の中には、気温と湿度を示してくれるだけでなく、熱中症の目安が一目でわかるデザインになっているタイプもあるため熱中症の発生リスクを一目で判断できます。

作業員の状況を把握する

作業員の状況を定期的に把握することも重要です。

建設現場や製造現場といった屋外で体を動かす作業に従事している作業員の場合、作業に集中するあまり、自身の体調変化に気づくのが遅れてしまうというケースが発生します。

そこで、作業員を監督する立場にあるスタッフが定期的に巡視したり作業員の様子を目視したりして、客観的な目で現場の状況を判断することが熱中症の予防につながります

熱中症対策グッズを活用して外仕事を快適に

これから外の気温や湿度が高くなるにしたがって、熱中症の発生リスクも症状すると予想されます。

毎年多くの方が熱中症によって体調を崩していますので、外仕事に従事する従業員を抱えている企業は熱中症対策をしっかり行いましょう。

熱中症対策グッズの活用と予防対策を同時に進めていただければ、従業員も快適に外仕事に取り組めるようになります。

本記事を参考に熱中症対策グッズを上手に活用して、安全な作業環境を構築しましょう。

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