電磁波の対策は簡単にできる!その体調不良は電磁波の影響かも?
※本記事は一般的な内容を元に作成しております、詳しくはご利用のメーカー等にご確認ください
私たちの生活はさまざまな機能を持った家電や、ハイスペックのスマートフォンの登場により豊かになりました。
しかし、それと同時に家電やスマートフォンからは電磁波が発生しており、電磁波による身体への影響も心配されています。
その他、電磁波に対する対策方法を知りたい方も多いのではないでしょうか。
本記事では、電磁波が身体に及ぼす影響について解説するとともに、電磁波への対策について解説します。
対策のどれもが誰でも簡単に実践できる内容のため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
普段の生活で対策できる電磁波
電磁波には周波数に応じてさまざまな種類がありますが、私たちの普段の生活に潜んでいる電磁波には限りがあります。
つまり、普段の生活で対策ができる電磁波にも限りがある訳です。
その電磁波は下記の2種類です。
- ・超低周波電磁波
- ・高周波電磁波
ここでは2種類の電磁波について解説します。
他の電磁波の種類について知りたい方は電磁波の種類はどのくらい?周波数別の一覧や高周波について解説!の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
超低周波電磁波
超低周波電磁波とは、周波数が非常に低い電磁波のことです。
普段の生活で超低周波電磁波が発生するのは、高圧の送電線や一般的な家電製品になります。
その他にも電気風呂や低周波治療などに使用されていますが、どちらも使用中にピリピリとした刺激を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
ピリピリと感じるのはまさしく超低周波によるものになります。
例えば、スーパー銭湯などにある電気風呂ですが、知らずに入浴して、いきなりの刺激に驚いた方も多いはずです。
超低周波電磁波は、周波数が非常に低く、刺激作用がある電磁波であることを覚えておいてください。
高周波電磁波
一方で、高周波電磁波は周波数が高い電磁波のことです。
高周波電磁波にもいくつか種類がありますが、特に普段の生活で触れることが多いのはマイクロ波と呼ばれる電磁波になります。
このマイクロ波は電磁レンジやスマートフォン、無線LANなど、現代の生活には欠かせなくなってきているものが発信源となっているのです。
高周波電磁波は周波数が高い電磁波であると同時に、私たちの生活に非常に多く溶け込んでいる電磁波であると覚えておきましょう。
電磁波が身体に及ぼす影響
電磁波が身体へ及ぼす影響として、身体がピリピリとする刺激作用や熱を感じる熱作用が有名ですが、その他にも明確な体調不良として電磁波の影響が現れているかもしれないケースがあります。
それが下記の2つです。
- ・直接的な影響としての電磁波過敏症
- ・間接的な影響としてのアレルギー性鼻炎
そもそも電磁波による影響は瞬間的に現れる訳ではなく、時間をかけながらゆっくりと症状とともに現れてきます。
スマートフォンやパソコンなどの電子機器が普及してきたのはつい数十年前の話であるため、これから体調不良が発生する可能性も否定はできないでしょう。
以下にてそれぞれの解説をしていきます。
直接的な影響【電磁波過敏症】
直接的な影響として電磁波過敏症があります。
電磁波過敏症では、ピリピリやチクチクなどの皮膚症状に加えて倦怠感や疲労感などの自律神経系の症状が発生するとされています。
このような体調不良は電磁波による直接的な影響なのではないかと、今でもさまざまな議論がされている最中です。
例えば、長時間パソコン作業をしているとめまいや疲労感を感じたことのある方は少なくないはずでしょう。
これは、明確に電磁波過敏症であると断定はできませんが、電磁波による影響が原因ではないと明確な否定もできないはずなのです。
そのため、直接的な影響のひとつとして、電磁波過敏症の存在を覚えておきましょう。
間接的な影響【アレルギー性鼻炎】
間接的な影響としてアレルギー性鼻炎が挙げられます。
例えば、よくテレビの付近にはホコリが溜まりやすいと感じたことがある方も多いはずです。
これは、家電製品による静電気の発生が原因だとされています。
静電気にはホコリが寄ってくるため、それが空気中に拡散刺されることでハウスダストとなり、アレルギー性鼻炎などが発症してしまう可能性があるのです。
静電気などによる間接的な影響として、アレルギー性鼻炎があることを覚えておきましょう。
電磁波の対策を施す前にやるべきこと
電磁波の対策は、電磁波が身体へ及ぼす影響を加味すると非常に重要な役割を担っています。
しかし、急に対策のみを実施しても十分な効果が見込めない可能性もあることから、少しでも効果を発揮できるように電磁波の対策前にやるべきことがあるのです。
そのやるべきことは下記の2点です。
- ・電磁波が発生する原理について理解する
- ・電磁波がどのくらい発生しているか計測をする
電磁波の対策をしっかり効果的なものにするためにも、ぜひ覚えておきましょう。
電磁波が発生する原理について理解する
電磁波が発生する原理について理解する必要があります。
なぜなら、電磁波の発生する原理が理解できていないまま電磁波の対策をしたところで、意味のない対策になってしまう可能性があるかもしれないからです。
各種の競技スポーツを例にとってみましょう。
例えば、競技スポーツには必ずルールが存在しますが、ルールを知らないまま戦術を立てたとしても、そもそも戦術として成り立ちません。
あくまでルールに則って戦術を立てるから力を発揮するわけです。
電磁波の対策も一緒で、電磁波の発生する原理を理解しなければ意味のない対策になるのは想像がつくため、まずは電磁波が発生する原理について理解しましょう。
電磁波がどのくらい発生しているか計測する
電磁波の対策前に、電磁波がどのくらい発生しているか計測をしましょう。
なぜなら、電磁波の測定をせずに手当たり次第に電磁波の対策を施したとしても、そもそも電磁波が発生していなければ対策が無駄になってしまうからです。
例えば、学校のテストの際、テスト教科が数学なのに国語の対策をしていく人はいるでしょうか。おそらくいないはずです。
考え方としては電磁波の対策も同じことであるため、そもそも電磁波が発生していないところに対策を施しても意味がありません。
そのため、電磁波の対策を施す前に電磁波の測定をするようにしましょう。
電磁波の基準値や測定方法については電磁波にはさまざまな基準値が存在!種類別の基準値と測定方法について解説!の記事で解説しているので参考にしてみてください。
電磁波の対策に必要なこと
電磁波の対策に必要なことは4つあります。
- ・家電製品から距離を取る
- ・家電製品からの電磁波を遮蔽する
- ・アースを取ることで電場を低減させる
- ・アースが取れない場合はアース対策アイテムを使用する
どの対策方法においても簡単にできる対策ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
家電製品から距離を取る
家電製品から距離を取ることで電磁波による影響を抑えられます。
電磁波には、発生源からの距離が遠ければ遠いほど、電磁波の影響が弱まるとされています。
単純に距離を取るだけで電磁波に対する対策となるため、非常に簡単であり、手軽に実施できる電磁波の対策です。
まずはじめに、家電製品から距離を取ることからはじめましょう。
家電製品からの電磁波を遮断する
家電製品からの電磁波を遮断するのも有効な対策の一つです。
電磁波は周波数との関連性が強いことから、空間を波打つように伝達していきますが、障害物に当たることで反射するため、結果的に減衰していきます。
そのため、発信源となっている家電製品との間に家具などを配置して、電磁波を遮断することで電磁波による影響を減らせます。
また、電磁波遮断シートといったものも販売されているので、発信源となる家電製品に貼付してみるのも良いかもしれません。
電磁波の対策方法として家電製品からの電磁波を、家具などの障害物や電磁波遮断シートを用いて遮断してみましょう。
アースを取ることで電場を低減させる
家電製品のアースを接続して電場を低減させるのも電磁波の対策の1つです。
漏電した際に地中に電気を逃して感電を防ぐ目的にあるアースですが、実は電磁波の構成要素のひとつである電場も地中に逃しています。
特に、冷蔵庫や電子レンジなどの大きな電圧を必要とする家電製品にはアース線が付属していることが多いはずです。
実際に冷蔵庫ではアースを取ることで電場の数値が97%低減したといった測定結果も示されています。
そのため、家電製品にアース線がついている場合はアースを取って使用するようにしましょう。
アースが取れない場合はアース対策アイテムを使用する
アースが取れない場合にはアース対策アイテムを使用するのもひとつの対策方法です。
日本の家庭ではアースがついているコンセントが多いとは言えません。
冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機、エアコンなどの大きな電圧を必要とする機器が接続されるであろうコンセントにはアースがついているので、アース線の接続は容易でしょう。
しかし、アースがついていないコンセントでもアース対策アイテムを使用することでアースが取れます。
主な役割は周囲の電場の影響を抑制し、静電気を除去することで電磁波の影響を抑えているのです。
なかなかアースがついているコンセントの使用が難しい場合は、アース対策アイテムの使用を検討してみてください。
まとめ:電磁波の対策は電磁波の計測から始めるのがポイント
ここまでいくつかの電磁波の対策方法を解説してきました。
しかし、大前提として電磁波の対策の一歩目は電磁波の計測です。
なぜなら、電磁波は目に見えないため、本当に対策を施したい場所が電磁波の影響があるかどうかわからないからです。
また、電磁波の測定をし電磁波の大きさを知ることで、どのような対策が効果的かどうかの判断もしやすくなるでしょう。
電磁波の測定には電磁波測定器が必要です。
電磁波測定器の選び方については電磁波測定器の選び方とは?測定可能な電磁波や種類についても解説!の記事で解説しているので参考にしてください。
電磁波の発生原理を理解しつつ、正しい電磁波の対策を実施してみてください。