3Rスリーアールソリューション株式会社
TEL:092-260-3030 平日 9:00~18:00
メニュー

使い捨てのアルコールチェッカーとは?メリット・デメリットを解説

アルコールチェッカーには「使い捨てタイプ」があるのをご存知ですか?

2022年4月から道路交通法施行規則が改正され、飲酒運転根絶への取り組みが強化されるようになりました。「運転前後のアルコールチェック」は、緑ナンバーの事業者が対象でしたが、現在では一定台数の車を所有する事業者(白ナンバーの事業者)に対しても義務化が適用されています。

定期的に購入するランニングコストを削減するため、コストパフォーマンスのいいアルコールチェッカーが気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は使い捨てのアルコールチェッカーと一般タイプとの違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

アルコール検知器資料請求

使い捨てのアルコールチェッカーとは?非使い捨てとの違い

使い捨てのアルコールチェッカーとは、ストローやマウスピースを併用してアルコール濃度を検査するタイプの機器です。アルコールチェッカー本体が使い捨てというわけではありません

ストロー式、マウスピース式、非使い捨ての吹きかけ式についてそれぞれ解説していきます。

使い捨て1.ストロー式

ストロー式の測定方法は、アルコールチェッカー本体の上部に使い捨てのストローを差し込み、息を吹き込んでアルコール濃度を測定します。ストローを通過してきた息から、アルコールチェッカー本体が自動的に数値を検出して素早く結果を出してくれる測定方法です。

使い捨て2.マウスピース式

マウスピース式の測定方法は、アルコールチェッカー機器専用のマウスピースを使用して検査します。ストロー式と同じように、マウスピースを通じて本体に届いた吐息からアルコール濃度を素早く検知してくれる機器です。

マウスピースはホイッスル型が一般的なため、周囲に漂う空気の影響でアルコール濃度が正確に測れなくなる心配がありません。

非使い捨てタイプ.吹きかけ式

非使い捨てタイプのアルコールチェッカーは「吹きかけ式」で測定します。

本体のセンサー部分に直接呼気を吹きかけるため、衛生面や精度の点で、使い捨てタイプに劣ります。

使い捨てのアルコールチェッカー2種類のタイプ

使い捨てのアルコールチェッカーは「ハンディタイプ」と「据え置きタイプ」の2種類のタイプがあります。

ハンディタイプは小型で、ポケットやカバンに入れておくことができるので、運転者に持たせておけます。しかし使い捨てのストローやマウスピースも一緒に持たせておかなければなりません。

据え置きタイプは事業所や営業所に設置して使用するタイプです。持ち運びはできませんが、使い捨てストローやマウスピースを常に事務所で管理しておけるため、いつでも計測できます。また、計測結果をパソコンにすぐ同期できるというメリットもあります。

「ハンディタイプ」と「据え置きタイプ」どちらも、使い捨て・非使い捨てのタイプがありますので、どちらを導入するのか?よく検討してください。

アルコールチェッカーを使い捨てにするメリット

ストロー式やマウスピース式などの使い捨ては、吹きかけ式と異なり衛生面で優れています。それ以外にも、比較的安価・出先でもチェックできる・精度が高いなど、メリットが多くあります。

アルコールチェッカーを選ぶ際に、使い捨てタイプを購入するメリットについて解説します。

衛生面で優れている

使い捨てアルコールチェッカーは、ストローやマウスピースなどの経口計測で「直接口に触れる部分」が使い捨てなので衛生的です。ストローやマウスピースを口にくわえながら呼気を検査するタイプのため、吹きかけ式と比較しても、口腔内の細菌などを飛沫させる心配がありません。

しかし吹きかけ式の場合、手持ちのアルコールチェッカーに向けて自分の呼気を当てて検査するため、風邪ウイルスなどを撒き散らしてしまう危険性があるのです。検査後には、機器を消毒して清掃する必要があるほか、車内検査した場合には周辺を細かく消毒清掃する手間も増えるでしょう。

その点、使い捨てのアルコールチェッカーの場合は、口腔内の細菌が飛沫しにくいため衛生的に検査できます。

比較的安価である

ハンディタイプの使い捨てアルコールチェッカーは、付帯機能にもよりますが、吹きかけ式の検査機器よりも1,000円〜3,000円ほど安く購入できます。

使い捨てのストローやマウスピースも1個1円〜数円程度のため、吹きかけ式の本体価格を超えるほどにはならないでしょう。

各消耗品は数百個のまとめ販売もしていますので、比較的安価に購入できます。

ただ安ければいいわけではありませんので、必要な機能を備えているかを確認した上で選んでください。

出先でのチェックが可能

使い捨てアルコールチェッカーは、小型ハンドタイプの機器が多いため、車やカバンの中に入れて持ち運ぶことで、いつ、どこでも検査できます。

そのため、長距離運転や出張、接待などの出先でアルコール濃度が気になった際でも、使い捨てのアルコールチェッカーであれば素早く簡単に検査できます。

幅広いクライアント対応に追われるほか、接待・接客などの業務が多い場合は、どこでも検査できる使い捨てアルコールチェッカーがおすすめです。

精度が高い

ストロー式やマウスピース式などの使い捨てアルコールチェッカーでの検査は、周囲の空気に影響を受ける心配がないため、高精度です。

一方、吹きかけ式のアルコールチェッカーは、検査機器をある程度離して呼気を吹きかけるため、周囲の空気成分が検査精度に影響を与える可能性があります。

検査濃度に誤差が生じてしまうと、車で帰社できなくなるほか、最悪、飲酒運転と判断されてしまう可能性もあります。

より精度の高い結果を求めたい場合は、使い捨てタイプのアルコールチェッカーを使うのが安心です。

アルコールチェッカーを使い捨てにするデメリット

「使い捨て」は環境面へ配慮しなければいけません。「プラスチックゴミゼロ宣言」やSDGsなどの環境面に配慮した活動が活発化している情勢を考慮すると、使い捨ては便利な反面、取り扱いには注意が必要だと言えるでしょう。

また、それ以外にも使い捨てアルコールチェッカーのデメリットがいくつかあるので、解説します。

使い捨てのゴミが増えるため環境に悪い

使い捨てのアルコールチェッカーを使用する際には、ストローやマウスピースを定期的に購入する必要があるため、ゴミを排出してしまいます。

近年注目されているSDGsの観点からも「海洋プラスチック問題」が議論され、2021年以降、各飲食店などでもプラスチック製ストローの提供を廃止する活動が始まっています。

一方、使い捨てアルコールチェッカーは、ストローやマウスピースをプラスチック製で製造しているメーカーが一般的なため、環境に優しいとは言えません。

定期的にストローやマウスピースを購入する手間が増える

使い捨てアルコールチェッカーを使用する際は、ストローやマウスピースの在庫が少なくなったら、定期的に購入する手間が増えてしまいます。

ストローやマウスピースなどの在庫を切らしてしまうと検査ができないため、在庫管理・発注などの作業が増えます。

また、製品によっては専用のアタッチメントが必要になるので、発注ミスを防ぐための細かいチェック必要です。

定期的に発注する手間を防ぐためにも、100個単位のまとめ売りタイプを購入して対策するのがおすすめです。

購入したストローやマウスピースが本体に合わない場合もある

検査機器の詳細を確認せずに使い捨て部分のストローやマウスピースを購入してしまうと、サイズが合わない場合があります。

製品によっては独自規格で製造されている可能性もあるため、同じブランドから販売されている物を購入するようにしてください。所有しているアルコールチェッカーのブランドからストローやマウスピースなどの販売が行われていない場合は、製品に合うサイズをしっかりと確認してから購入しましょう。

使い捨てアルコールチェッカーの価格相場

アルコールチェッカーの価格相場はピンキリです。ハンディタイプか据え置きタイプかでも大きく変わりますが、安価なものは1,000円前後〜高いものでは数十万円を超えます。

使い捨てタイプを選んだ場合は、本体価格に加え、ストローやマウスピースを購入する必要が出てきます。

ストローは1本あたり1円未満〜数円前後、マウスピースは一個あたり数円〜20円程度で売られていますが、本体によっては規格が合わないものもあるので、よく調べてから購入してください。

使い捨てのアルコールチェッカーを使うのに向いてる事業者

使い捨てのアルコールチェッカーを使用するのにおすすめの事業者は、以下のとおりです。

  • タクシー運転
  • 個人タクシー
  • トラック配送
  • 個人配送業
  • 交通機関のバス会社
  • 教育機関のスクールバス運転手
  • 企業役員の運転手、秘書

従来アルコールチェックの義務化は、緑ナンバーと呼ばれる「利益を得て社用車を運転する事業者」のみでした。しかし改正された新たな制度からは、白ナンバーと呼ばれる一般的な社用車も対象になります。具体的には、11人乗り以上の社用車を保有する企業や、白ナンバーの車を5台以上保有する企業が対象です。

上記に当てはまる場合で、車の運転を行う際は、どこでも柔軟に検査できる使い捨てのアルコールチェックを準備しておきましょう。

まとめ:アルコールチェッカーは使い捨てがおすすめ

使い捨てアルコールチェッカーは、3,000円〜4,000円ほどで購入できるため、吹きかけ式や据え置きタイプの検査機器よりも比較的安価です。また、ストローやマウスピースなどを使用することで、高い精度の検査数値も期待できます。

そのほか、使い捨てアルコールチェッカーはコンパクトなハンディタイプで、出先に携帯すればどこにいても気軽に検査できるため安心です。

2022年4月からアルコールチェックの義務化に該当する事業者は、今回の記事を参考に、ぜひ柔軟に検査できる使い捨てアルコールチェッカーを検討してみてはいかがでしょうか

アルコール検知器資料請求
オススメ製品
pagetop