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アルコールチェッカーのストロー式とは?タイプ別の特徴や価格を解説

 

アルコールチェックは、2022年4月より義務化がスタートしており、同年10月以降はアルコールチェッカーの使用が義務付けられています。

呼気からアルコール濃度を検出するアルコールチェッカーには、複数タイプが販売されていることをご存知でしょうか?

アルコールチェッカーの中でも、ストロータイプは衛生面や検査精度に優れているため、コスパの高い機器を求めている方におすすめです。

しかし、ストロータイプのアルコールチェッカー以外の特徴や価格帯なども把握して、自身の職場に合った検査機器を総合的に判断したいですよね。

今回はストロー式のアルコールチェッカーを含めた検査機器タイプごとの特徴や価格帯を解説します。

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目次

ストロー式のアルコールチェッカーとは

ストロー式のアルコールチェッカーとは、アルコール検査機器に自分の呼気を送りこむために、ストロー型アタッチメントを取り付けて使用する機器です。

現在流通している一般的なアルコールチェッカーは、検査機器本体が呼気を検知してアルコール濃度を計測します。

アルコールチェッカーの種類は、吹きかけ式からストロー式の使い捨てアタッチメントを使用するなどさまざまです。

ストロー式アルコールチェッカーは、携帯型と設置型の2種類に分かれており、目的や事業者ごとに向いているタイプが異なります。

吹きかけ式のアルコールチェッカーと比較すると、ストロー式は周辺の酸素に触れることなく直接呼気を直検査機器に送りこめるため、高精度の検査による詳しい数値を知りたい方におすすめです。

その他、ストロー式には衛生的に利用できる特徴もあります。

アルコールチェッカーのタイプ別ガスセンサーは2タイプある

アルコールチェッカーには、電気化学式(燃料電池式)ガスセンサーと半導体式ガスセンサーの2タイプが販売されています。

それぞれ、耐久性に優れていたり比較的安価で購入できたりといった特徴があるため、目的ごとに選ぶようにしましょう。

電気化学式(燃料電池式)ガスセンサー

電気化学式(燃料電池式)ガスセンサーは、呼気から検出されたアルコールガスをエネルギーに変換し、電気を起こして濃度を検出するタイプです。

呼気からアルコールのみを検知するため、高精度の検査を行いたい場合に適しています。

また、電気化学式ガスセンサーは検査機器は耐久性にも優れていているため、故障を気にせず使用したい方におすすめです。

一方、ランニングコストが割高だったり検査結果が出るまでにやや時間がかかったりする場合がある点には、注意しなければいけません。

その他、薬や食事、タバコなどの成分を検知しにくいため、アルコール成分以外に影響されずに高精度の検査が行えるのが特徴です。

半導体式ガスセンサー

半導体ガスセンサーは、検査センサー表面の酸素量によってアルコール濃度を測るタイプです。

呼気中の酸素量が多いと、センサー内部の電気抵抗値が高く表示され、アルコール摂取量が低い・もしくは摂取していないと判断できます。

一方、アルコール成分の影響で酸素量が減少すると電気抵抗値が下がり、アルコール摂取量が多いと判断できます。

半導体ガスセンサーは、電気化学式(燃料電池式)センサーと比較して価格帯は抑えられており、安価に購入できる傾向です。

しかし、検査機器本体のセンサー寿命が短く、アルコール以外のガス成分にも反応するため、高精度な検査は望めません。

半導体式ガスセンサーは測定時間が短いといった特徴もあることから、安価で購入して検査に時間をかけなくない場合には適しているでしょう。

ストロー式のアルコールチェッカーを利用するメリット

ストロー式アルコールチェッカーは、正確な数値を算出してくれるのが特徴です。

以下で解説する各特徴を把握したうえで、高精度の検査や衛生面に配慮された検査機器を使用したい方は、ストロー式アルコールチェッカーを選ぶようにしましょう。

使い捨てのため衛生的に利用できる

ストロー式アルコールチェッカーは、使い捨てアタッチメントを使用して呼気のアルコール濃度を検査するため、吹きかけ式と比較して衛生的です。

ストロー式アタッチメントをくわえながら、呼気を検査機器本体のセンサー部分に送りこむことにより、口内の唾液や細菌の飛沫拡散が防げます。一方、吹きかけ式の場合は、唾液などの飛沫に注意していても完全に防ぐことはできません。

しかし、ストロー式のアルコールチェッカーで検査を行うことで、口内細菌などの飛沫が周囲に拡散するのを防いでくれます。吹きかけ式は呼気を吹きこみ口に向けて吐く必要があるため、使用後には検査機器を入念に消毒しなければいけません。

ストロー式アルコールチェッカーは、アタッチメント部分を使い捨てで使用するため、検査後の消毒も比較的簡単で、安全に複数人で使用できるタイプだと言えるでしょう。

比較的安価に購入できる

携帯型のストロー式アルコールチェッカーの場合、設置型にと比較してややリーズナブルに購入できます。しかし、PCに接続して大量のデータを保管したり検査結果をプリントアウトしたり、高性能機能を備える設置型アルコールチェッカーは購入価格が高い傾向です。

携帯型アルコールチェッカーは、出先などに携帯するためポケットやバッグ、車内に収納できるようなコンパクトサイズに製造されているため、比較的安価で販売されている機器があります。

携帯型アルコールチェッカーでも、使い捨てのストローやマウスピース式を使用することで高精度な検査ができます。コンパクトな携帯型とはいえ、アルコール濃度を検査するには十分な性能を備えている検査機器がストロー式アルコールチェッカーです。

他のタイプのアルコールチェッカーに比べて検査精度が高い

ストロー式アルコールチェッカーは、吹きかけ式の検査機器と比較して、アルコール濃度を検出する精度が高いのが特徴です。

吹きかけ式の場合だと、検査機器の本体に設置されている吹きこみ口に向けて息を吐く必要があるため、周囲の酸素濃度などの影響を受けてしまいます。また、本体への吹きかけ距離が遠ければ、その分アルコール検知量が低下するため、正確な検査結果を求めることはできません。

しかし、ストロー式アルコールチェッカーを使用することで、使い捨てのストローを通じて呼気を検査機器本体に直接送りこめるため、高精度な検査が行えます

サイズが合えば別のストローでも代用できる製品もある

ストロー式アルコールチェッカーを使用するメリットは、ストローサイズが合えばさまざまなストローを代用して検査できる点です。

ストロー式の検査機器の場合、アタッチメントであるストローを介して呼気を機器に送りこみます。そのため、ストローの在庫が切れてしまうと検査できません。

使い捨てストローの在庫が切れてしまった場合、アルコールチェッカーと同じメーカーに問い合わせて発注したりネットから注文したり、都度在庫を補充する必要があります。

なかには同サイズのストローで代用できる検査機器も販売されていますが、アタッチメントの在庫切れの事態に備えて、事前に取扱説明書をなどの詳細を確認することが大切です。

ストロー式のアルコールチェッカーを利用するデメリット

ストロー式アルコールチェッカーは、吹きかけ式と比較するとアタッチメントアイテムを余分に用意する必要があるため、手軽感がやや減少してしまいます。

その他のデメリットも確認して、ぜひストロー式アルコールチェッカーを総合的に判断するための参考にしてください。 

ストローを定期購入する手間が増える

ストロー式アルコールチェッカーを使用すると、使い捨てのアタッチメント部分であるストローを定期的に購入するための手間が増えます。

吹きかけ式アルコールチェッカーなら、検査機器本体のみ準備すれば問題ありません。しかしストロー式の場合、在庫がなくなったらメーカーに問い合わせたりしてアタッチメントを購入する必要があります。

使い捨てストローの在庫が不足してしまえば、出先に携帯しても検査することも難しいでしょう。場合によっては、同じサイズのストローで代用できる機器もありますが、事前に取扱説明書を把握しておかなければ対応できません。

上記のように、ストロー式アルコールチェッカーは、使い捨てアタッチメントのストローを定期的に購入しなければいけない点がデメリットだといえます。

定期的に残りのストロー在庫を意識する必要がある

ストロー式アルコールチェッカーを使用する際は、在庫のストローがなければ検査できなくなってしまうため、常に在庫管理に注意しなければいけません。

もし外出先でストロー式アルコールチェッカーのストローがなくなった場合、検査を行うことが難しいでしょう。ストロー式アルコールチェッカーを使用する際は、常に使い捨てストローの在庫数を確認しなければいけない点がデメリットです。

一方、従業員の作業は増えてしまいますが、在庫管理を徹底することで精度高なストロー式アルコールチェッカーを安心して使用できるため、ぜひ在庫確認を徹底しましょう。

ストロー費用のランニングコストが定期的に発生する

ストロー式アルコールチェッカーは、定期的に使い捨てストローアタッチメントを購入しなければいけないため、多少のランニングコストがかかります。

吹きかけ式の場合、検査機器本体を購入するだけで、付属アタッチメントは不要です。

定期的な電池交換やその他のメンテナンス費用に注意するだけで使用できます。

しかし、ストロー式アルコールチェッカーを利用する際は、定期的なメンテナンスのほかに、使い捨てストローアタッチメントを購入するランニングコストが発生します。

ストロー式のアルコールチェッカーを選ぶ基準

ストロー式アルコールチェッカーは、ほかの検査機器と比較して高精度な検査を行えるのが特徴です。

より安心してストロー式アルコールチェッカーを使用したい方は、以下で紹介する内容を参考にしてください。 

国家公安委員会が定めるアルコールチェッカーを選ぶ

市販のストロー式アルコールチェッカーのなかには、正しい検査が行われない機器も販売されているため、国家公安委員会が定めるタイプを選ぶ必要があります。

国家公安委員会が定めるアルコールチェッカーとは、特段の性能を保有した検査機器ではなく、呼気中のアルコール濃度を、警告音や警告灯、数値などで知らせてくれる機器です。

アルコールチェッカーは、いつでも常に正しく動作してアルコール濃度を検査できる状態を保たなければいけません。

常に正常に動作させるためにも、各アルコールチェッカー製造業者の取扱説明書に基づいた使用方法・メンテナンス・故障対応が求められます。

なお、国家公安委員会とは別の団体として、アルコール検知器の性能向上や普及啓発を目的に、製造販売業者26社で構成された「アルコール検知器協会」も存在します。

アルコールチェッカー用のケースが付属されている商品

ストロー式アルコールチェッカーのなかには、本体をコンパクトに収納できるケースが付属している検査機器も販売されています。

あらゆる場所に持ち運べる携帯タイプのストロー式アルコールチェッカーは、地面に落としたり物にぶつけたり、ポータブル性に優れている反面、検査機器を損傷する可能性が高いです。

アルコールチェッカー専用ケースが付いていれば、落下などによる外的損傷を和らげてくれます。販売されているアルコールチェッカーのなかには、専用ケースが付属されているタイプや、後から購入する製品などがあります。

その他、ケースにはハードタイプとソフトタイプがそれぞれ販売されているため、丁寧に長期間使用したい場合はアルコールチェッカーの収納ケースの有無も確認しましょう。

購入後の長期保証サポート付きの商品

ストロー式アルコールチェッカーに限らず、多くの検査機器は定期的なメンテナンスが必要不可欠なため、購入後の長期保証のサポート付き製品がおすすめです。

令和4年10月1日以降から改正の道路交通法施行規則により、社用車を運転する際は、アルコールチェッカーを用いた検査が義務付けられています。

そのため、さまざまなタイプの手軽な検査機器が販売されるようになった反面、正しく動作しないトラブルも発生しているケースもあるようです。

各メーカーが提供している取扱説明書や、ホームページ掲載情報などを確認して、正しい使用方法、メンテナンスを行いましょう。正しい使用・管理を行なったうえで、メーカーの長期保証サポートを受けられるとさらに安心して使用できるでしょう。

ストロー式アルコールチェッカーの価格相場

ストロー式アルコールチェッカーに限らず、市販で販売されている検査機器の価格相場はさまざまです。持ち運びに便利な携帯型と事務所の卓上などに据え置く設置型によっても、価格帯は大きく異なります。

携帯型のストロー式アルコールチェッカーの価格相場は、安い機器では2,000円台で購入できますが、高いと10,000円台を超える製品も珍しくありません。また、設置型のストロー式アルコールチェッカーは、100,000円を超えるタイプも販売されています。

携帯型と設置型によって性能が違うため、用途に応じて選び分けることが大切です。

例えば、PCに接続する高性能タイプを使用したい場合は設置型。さまざまな場所に頻繁に赴くため、持ち運びに便利なタイプを使用したいなら携帯式を選ぶなど、目的に応じて選ぶ検査機器は変わります。

ストロー式アルコールチェッカーの使用に適した事業者

ストロー式アルコールチェッカーは、使い捨てストローを使って直接呼気を吹きこむため、周囲の酸素濃度に影響を受けにくいことから高精度な検査が行えます。

タクシードライバーや長距離ドライバー、配送ドライバーなどの運転頻度が多い事業者は、正確な検査結果を出してくれるストロー式アルコールチェッカーがおすすめです。

また、携帯型のストロー式アルコールチェッカーであれば、コンパクトな検査機器も販売されているため、スーツや作業服などのポケットにしまったり車内・バッグのなかに収納したり、仕事の邪魔にならずに持ち運べます。

その他、設備投資に余力のある事業者の場合、記録の保存や印刷を自動で行い検査者の作業負担を軽減してくれる高性能な設置型のストロー式アルコールチェッカーがおすすめです。

ストロー式アルコールチェッカーも、携帯型と設置型に分かれているため、それぞれの特徴を把握して使いやすいタイプを選ぶようにしましょう。

ストロー式以外のタイプ別アルコールチェッカー

ストロー式アルコールチェッカー以外にも複数タイプの検査機器が販売されており、それぞれに固有の特徴を備えています。

アルコールチェッカーの使用目的や、事業者ごとにも向いている検査機器が異なるため、ぜひ以下のタイプ別の説明を参考に使いやすい機器を検討してみてください。

マウスピース式アルコールチェッカー

マウスピース式アルコールチェッカーは、ホイッスル型のマウスピースを検査機器に取りつけて呼気を吐きだすタイプです。使い捨てのアタッチメントタイプのマウスピースを使用するため、ストロー式同様に衛生的に検査できる特徴があります。

また、マウスピース型のアタッチメントを通じて自分の呼気を検査機器に送りこむため、周囲の酸素濃度にも影響を受けにくいです。しかしストロータイプ同様に、定期的にアタッチメント部分の在庫確認をしたり発注作業をしなければいけません。

いくつか取扱上の注意点もありますが、マウスピースの在庫を意識することで高精度の検査が行えるため、運転頻度が多い場合や正確な検査結果を求める事業者に適していると言えます。

吹きかけ式アルコールチェッカー

吹きかけ式のアルコールチェッカーは、使い捨てストローやマウスピースとは異なり、アタッチメントを使用せず検査機器本体に向けて直接呼気を吹きかけるタイプです。

デメリットは、呼気を直接検査機器の吹きこみ口に吐くため、周辺の酸素濃度に影響を受けやすい傾向があります。

衛生面では、前検査者の口内の細菌などが飛沫している可能性が考えられます。そのため衛生的に使用するためにも、検査後には検査機器本体を入念に消毒・清掃しなければいけません。

メリットは、検査機器本体があればストローやマウスピースが不要なため、気軽に検査できる点です。

出張などの外回りが多い事業者や、運転回数が多い場合はコンパクトに携帯できる吹きかけ式のアルコールチェッカーがおすすめです。なお、消毒・清掃したあとは、アルコール消毒液がしっかりと揮発してから検査をおこなうようにしましょう。

据え置き型アルコールチェッカ

据え置き型アルコールチェッカーは、事務所の卓上などに置いてPCとデータをリンクさせながら細かいデータを管理できる高性能なアルコールチェッカーです。

自動でデータを検査機器本体に保存できるため、ハンディタイプとは異なり検査者が自ら検査結果を手書きする必要がありません。また、置き型検査機器のタイプによっては、保存したデータを簡単にプリントアウトできるため、紙ベースで保管したい場合にも便利です。

高性能な反面、常に電源に接続する必要があることから、基本的にはオフィスなどでしか使用できません。しかし、必ず管理者の前で検査するため、検査の不正を防げる点がメリットと言えるでしょう。

まとめ:アルコールチェッカーは衛生面や精度を重視するならストロー式がおすすめ

風邪やその他ウイルスへの感染を心配せずに衛生的に、かつ高精度の検査を行える機器を使用したい場合は、ストロー式アルコールチェッカーがおすすめです。

ストロー式アルコールチェッカーは、ハンディタイプの携帯型と事務所に据え置くタイプの設置型が販売されています。どちらも、高い精度の検査が行えるだけでなく、衛生面にも配慮されているため安心して使用できます。

衛生的かつ高精度の検査が行えるアルコールチェッカーを求めている場合は、ストロー式タイプの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

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